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幻の右折と左折の幻
アンノッティングの考察 | comments(0)

 

静岡ホビーショーで湧くツインメッセ付近から、安倍川方向への移動を試みたとする。単なる直線ルートなので、ナビ中の当アプリに期待される道案内の文言は常に「進路そのまま」のはずである。

 

移動手段が徒歩や自転車だったとして、道路脇の歩道ないし自歩道を通行していたとする。途中の交差点が赤信号だったので停止。当アプリはそこで経路の再探索を行い、道案内の文言を更新する。このとき、本来ならありえないはずの、右折または左折の指示が行われることがある。

 

 

右側の歩道上で停止していて、「15メートル先、右方向」のように右折指示が行われてしまうケース。一見逆走ルートが指示されているように見えるが、これは移動手段を「徒歩・自転車」にしているためである。

 

 

左側の歩道上で停止していて、「15メートル先、左方向」のように左折指示が行われてしまうケース。

 

どちらの場合も道案内を受ける立場としては大いに混乱させられるはずである。この左折指示のケースでは、本来の直進ルート上をちょうど15メートルほど行ったところで左折可能なので、路地裏に迷い込んでしまうかもしれない。

 

このような奇妙なことが起きてしまう原因は、現在通行中の道をiOSが誤認してしまうことにある。例として挙げた二つのケースの場合、斜めに交差している黄色く表示された道を通行していることにされてしまっているのである。最初の例では、「黄色い道を斜め右上からやってきたのだから、この交差点で右折せよ」と指示している。二番目の例では、「斜め左下からやってきたのだから、この交差点で左折せよ」である。そのような文脈であったならば、正しい道案内であるが、実際はそうではないので困る。

 

車道上を通行していればこのようなことは起きないと思われるが、自転車の場合は道の左の端に寄っているはずなので、自歩道上にいる場合と同様の誤認が行われるかもしれない。

 

当アプリには、このような誤認に基づく幻の右左折指示を回避するための仕組みがある。全ての状況に対応することは難しいのであるが、可能な限り自然な道案内ができるよう、仕組みの改善を現在も継続中である。

 




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