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獲得標高と累積獲得標高
Bucephalas Users' Guide | comments(0)

獲得標高表示機能の概要

Bucephalasには獲得標高(累積獲得標高)を表示する機能がある。これは、ルート沿いの地形情報から求めた値では無く、実際に旅の中で測定された標高に基づく値である。

 

例えば飛行機を使って移動した場合、地表の起伏ではなく、飛行高度に基づいて獲得標高(累積獲得標高)が表示されることになる。マグマライザーやジェットモグラを利用して地下を移動した場合も、やはり地表の起伏とは無関係な値が表示されるが、これらの特殊車両を利用した場合、iPhoneのGPSで標高を正しく測定することは困難である。

 

表示の切り替え

補助情報表示器の一つが、獲得標高関連情報の表示ラベルと、表示内容の切り換えボタンを兼ねている。

小さいボタンなのでタップしづらいが、タップする度に獲得標高→最大獲得標高→累積獲得標高→累積獲得標高(減少)→獲得標高の順に内容が変化する。

 

※この補助情報表示器を用いていたロール角の表示機能は廃止

 

獲得標高 EG

現在地と起動座標の間の標高差を表し、およそ5秒に一回の頻度で更新される。

現在地が起動座標よりも低い位置にある場合は負の値を取る。

EGはElevation Gainの略。

 

使用例:「もうこんなに高く登ってきたんだ!」

 

最大獲得標高 MEG

旅の途中で到達した最も標高の高い地点と起動座標との標高差を表す。一般に「獲得標高」と呼ばれているのはこの値または次に述べる累積獲得標高のことであろうと思われる。表記については「獲得高度」などのゆらぎがある。

MEGはMax Elevation Gainの略。

 

使用例:「今日はこんなに高いところまで登ったんだ!」

 

累積獲得標高 CEG

旅の途中で生じた標高の変化履歴から増加部分だけを取り出して総和を取った値が累積獲得標高である。

標高0mから出発して標高300mの山に登った場合、最大獲得標高は300mであるが、累積獲得標高は300mよりも大きな値となるのが普通である。例えば、途中でやむを得ず50m降下してから再度頂上を目指した場合、降下した50mの分をまた登ることになるので、累積獲得標高は最終的に350m(以上)となる。

CEGはCumulative Elevation Gainの略。

 

使用例:「今日は頑張ってこんなに登ったんだ!」

 

累積獲得標高(減少)CEL

累積獲得標高の逆で、標高の変化履歴から減少部分だけを取り出して総和を取った値である。

CELはCumulative Elevation Lossの略。

 

使用例:「たくさん降りた。あー降りた降りた」

 

累積獲得標高の測定方法

Bucephalasは2種類の方法で累積獲得標高の計算を行っている。

  1. 気圧計による計算
  2. GPSによる計算

である。

 

画面表示や音声フィードバックによって示される数値はユーザが選ぶことができる。デフォルトでは気圧計である。

 

内部的には両方の記録が保存されている。設定・履歴ビューの「旅の概要」セクションで、両者の値を比較することが出来る。

 

測定誤差の影響

累積計算は、測定誤差も累積されることになるので、結果が不安定になりがちである。これに対して最大獲得標高は、最大標高から起動座標の標高を引く、というわずか2つの測定値に基づく計算であるから、誤差の影響は相対的に小さい。

 

一般に、GPSで得られた標高値から求めた累積獲得標高は、気圧計により求めた値よりも大きくなる傾向がある。

BucephalasではGPSが示す標高値が極端な変化を示した場合には、測定誤差であるとみなして累積計算を行わない。

このときの「極端な変化」に対する感受性は、設定・履歴ビューの「獲得標高」のセクションで設定できる。

 

Bucephalasは他にも様々な独自アルゴリズムを用いて誤差の推定を行っている。

 

※本稿の内容にはバージョン7.8.1以降の内容が含まれています。

 




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