2019.09.21 Saturday 02:59
iOS13の新機能で、Bucephalasと最も関連が深いものは何かと言えば、MKMultiPolygonとMKMultiPolylineという二つの新しい「呪文」である。これは、地図上に似たようなものを大量に表示するとき、その表示を大幅に高速化してくれるというもので、地図上に似たようなものを大量に表示しているBucephalasにとっては大変に有益なのである。緯線と経線、ディスペリングモードでのフォグ、矩形移動痕が該当する。
特に、ディスペリングモードでの画面表示の高速化は劇的である。従来、非常に処理負荷が高いことから、広範囲での使用を非推奨としてきたディスペリングモードであるが、最早そのような配慮は不要なのではないかとさえ思える。
MKMultiPolygonとMKMultiPolylineはいずれもBucephalasの中核的な処理に複雑怪奇な形で組み込まれており、以前のコードとの共存は私のワーキングメモリー容量の限界を超えてしまう。
だから、Bucephalasは今後、iOS13以降のみで動作することとした。