概要
Bucephalasはセッション中に通過したドメインの名前を記録しています。
ドメインとは、実質的には通過した地域の住所のうち、町字の部分を意味します。
例えば、静岡市駿河区南安倍を通過した場合には、南安倍の部分がドメイン名として扱われます。
また、上位ドメインが異なれば、同じ名前であっても異なるドメインとして扱われます。静岡市駿河区南安倍と静岡市葵区南安倍は、どちらも南安倍ですが異なるドメインです。
なお、住所が取得できなかった場合などの例外処理も行っているので、町字とは異なる情報がドメイン名として記録されることもあります。
進入ドメインを振り返る
セッション中に記録されたドメインを後で確認することができます。
セッションビューを出すと、それぞれのセッションの記録の中にDomainという項目が含まれていて、進入したドメインの数が表示されます。
※記録がない場合はDomain n/a (not available の意) と表示されます。
この表示部分をタップすると、進入ドメインの詳細を確認するためのビューが表示されます。
当該セッションで初めて進入が記録されたドメインは強調表示されます。
進入順位、時刻、回数
進入ドメインの各行には、当該セッションにおいてそのドメインが記録された順番が表示されています。
また、順番の下には、記録が行われた時刻も表示されています。
時刻の右端に (+2) の様に表示されているのは、当該セッションにおいてそのドメインに繰り返し進入した回数を表しています。
地図ボタンと読み上げボタン
進入ドメインの各行には、地図ボタン(緑色)と読み上げボタン(オレンジ色)が配置されています。
地図ボタンをタップすると、そのドメインに最初に進入した場所(最初に記録が行われた場所)にプローブピンを刺します。
読み上げボタンをタップすると、iOSの音声合成機構がそのドメイン名を読み上げます。
セッション中にドメインに進入すると、Bucephalasは音声合成機構を使ってドメイン名を読み上げます。しかし住所の読み上げを正確に行うことは難しく、多くの場合に誤った読みが使われるはずです(例えば曲金はマガリカネだが、iOSはキョクキンと読む)。セッション中のBucephalasのアナウンスに違和感を感じたのであれば、それはドメイン名の読みの誤りだったのかもしれません。この読み上げボタンは、それを確認するためのものです。
読みが不正確な場合には、iOS標準の機能を使って正しい読みを登録することが可能です。設定アプリ>アクセシビリティ>読み上げコンテンツ>読みかた、と進み、画面右上の+ボタンをタップすると登録できます。
記録の方法
ドメインの記録は、単に1分間隔で現在地の座標に対応する住所をApple社のサーバーに問い合わせ、返ってきた住所情報を記録しているだけです。
特定の町字を持つ地域を1分以内に通過してしまった場合には、記録はされないことになります。