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平均顔の作り方 (4) テーマを決めて作る
平均顔 | comments(0)
 

モーフィングによる平均顔は、顔を変形させてから重ね合わせるので、重ね合わせ法よりも綺麗な仕上がりとなります。
しかし、モーフィングによる変形にも限界がありますので、あまり極端な変形が必要にならないように配慮する必要があります。

私の場合、ある程度テーマを決めて、似たような顔画像を選ぶように心がけています。

[青い眼をした子供たちの平均顔]

・テーマを決める
例えば上の作例では、青い眼をした子供達の平均顔を作る、というのをテーマとして定めました。他にも、マッチョな男性の顔ばかり集めて平均する、人生経験豊かなお年寄りの顔を平均する、といったテーマを定めて、似たような顔写真を集めます。その結果として、モーフィングに対する負担を減らすことができます。

・顔の向きを決める
平均化する顔の間に大きな向きの違いがあると、奇妙な平均顔ができあがってしまう可能性が高くなります。似たような顔の向きの写真だけを使えば、その様な事態を避けることができます。上の作例では、最もシンプルな顔向き、すなわち、真正面を向いている子供達だけを選ぶことにしました。
最終的にどんな顔向きの平均顔を作りたいかを最初に決めておいて、その顔向きの写真だけを集めていけば良いのです。例えば、少し斜め右を向いた平均顔を作ろうと思ったら、平均化する顔がどれも少し斜め右向きになっているのが理想です。しかし、少し右向きの顔を何枚か集めて平均化していった途中で、少し左向きの顔写真を追加したくなったとしましょう。そんなときは、画像を左右反転させて、右向きの顔写真に変換してしまうことをおすすめします。

・視線方向を決める
上の作例では、まっすぐこちらを向いた状態に仕上げたかったので、カメラ目線の子供達の写真を主に使用しました。しかし結果的には、若干視線がそれてしまったようです。
顔の向きと同じで、視線方向も揃うように写真を選んでいきましょう。例えば、流し目でこちらを見ている状態に仕上げたければ、そういう顔写真ばかりを集めるわけです。いろいろな視線方向の写真が混ざっていると、瞳の輪郭がぼやけてしまいます。

例えば下の作例では、顔全体が左を向いている写真で、しかも、視線が流し目になっていないものばかりを集めています。遠くにある何かをキリッと見据えている顔ができあがりました。

[顔が斜めで、視線が流し目になっていない作例]

・口の状態を揃える
モーフィングが非常に苦手とする部分が口です。開いている状態と閉じている状態が混在してしまうと、実に奇妙な仕上がりとなってしまいます。
おすすめしたいのは、顔が口を閉じている写真だけを使う事ですが、にっこり笑って白い歯を見せた状態にしたければ、そういう写真ばかりを使ってください。

・撮影条件を揃える
非常に細かい話ですが、そのほかのいろいろな条件もできるだけ揃えておくと、綺麗な仕上がりとなります。例えば、光が顔の左側から当たっている写真だけを使う、といったように照明条件を揃える配慮があっても良いと思います。理想的には、全ての顔写真が同じ条件で撮影されていると良いと思います。



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