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ブロンプトン純正サドルバッグからの解放
自転車/Brompton/輪行 | comments(0)
加茂屋オールウェイズ (Always):ブロンプトン(Brompton)用輪行袋
加茂屋の輪行カバー「オールウェイズ」を入手しました。

 

細長く折りたためるので、ブロンプトンのフレームの内部に納めることが可能です。



いままで使っていたのは、ブロンプトン純正のイージーカバーです。
オールウェイズの導入に伴い、イージーカバーの収納場所となるサドルバッグをブロンプトンから取り外しました。
ブロンプトンを変形させる際には、シートピラーを上げ下げする必要がありますが、その度にサドルバッグが邪魔になってしまいます。特に、シートピラーを上げようとしたときに、サドルバッグが途中でひっかかってしまい「かっくん」となったときのあのガッカリ感。
それが嫌でたまらなくなり、サドルバッグの不要なオールウェイズに変更することにしたのでした。

ただ、オールウェイズに関して一つだけ不安な点があります。
それは、オールウェイズの取り付けと取り外しに要する時間です。
特に、取り外した後は、細長く折り畳んでブロンプトンのフレームの中に納める必要があるのですが、どう考えてもイージーカバーよりも手間が掛かりそうです。
そこで、実際の輪行で使用する前に、イージーカバーと比べてどの程度手間が掛かるのかを測ってみることにしました(暇人)。



上のグラフは、オールウェイズとイージーカバーそれぞれで、取り付けと取り外しを5回ずつ行った場合の平均所要時間(秒)を表しています。エラーバーは標準偏差です。
一目瞭然、オールウェイズの方がイージーカバーよりも取り付け・取り外しに要する時間が長かったことがわかります。
取り付けで30秒くらい(t-検定すると p < .05)、取り外しで1分30秒くらい(p << .01)余分に時間がかかったわけです。
ただしこれは、オールウェイズの取り外しに非常に手間が掛かる、というよりも、イージーカバーの取り外しが非常に容易だ、ということを示しているのでしょう。

ちなみに、イージーカバーは取り付けよりも取り外しの方が容易でしたが、オールウェイズでは取り外しの方が若干時間がかかりました。ただしこれ、統計的に有意な差は認められませんでした (p ≥ .05)。

オールウェイズを導入することによって、行動に顕著な遅れが出るのは、カバーを取り外す際であり、それに比べると取り付けの際に生じる遅れは小さなものだ、とまとめられそうです。
こういった非対称性は、輪行する際の制約条件を考えると、ありがたいものだと言えるでしょう。なぜなら、時間的によりシビアとなるのは、カバーを取り付けて交通機関を利用しようとする場面だからです。カバーを素早く取り付けられないと、電車やバスに乗り遅れてしまうかもしれません。これに対して、カバーを取り外す際には、バスや電車の出発時刻を気にする必要はありません。既に降りてしまっているのですから。

今回の実験から、オールウェイズを使用することによる時間的遅延は、取り付け時でせいぜい30秒となることがわかりました。ただしこれは現時点での話です。8ヶ月以上の使用期間を経て取扱いに十分習熟しているイージーカバーに対し、オールウェイズはまだ入手したばかり。今後、取扱いの習熟度が高まるにつれて、この時間的遅延はさらに短縮されることでしょう。

それに、イージーカバーに比べて手間が掛かるというデメリットを考慮したとしても、シートピラーを上げようとしたときにサドルバッグが引っかかって「かっくん」となったときのガッカリ感から解放されるメリットは、私にとっては大きいのです。やはり、気持ちよく使える、というのが一番大事なのかもしれません。


以下、どうでもいい細かい話です。

この実験では、ブロンプトンを輪行モードに変形させた状態で、それぞれの輪行カバーの取り付け、取り外しを行いました。
取り付け試行は、シートピラーが上がった状態でスタートします。オールウェイズセッションではサドルバッグは取り外してあり、イージーカバーセッションではサドルバッグをサドル後部にとりつけてあります。また、サドルバッグの中には、イージーカバーだけでなく、いつも使っている鍵を入れました。
オールウェイズの場合の取り付け試行はこんな感じです。
1)ブロンプトンのフレームからオールウェイズの収納袋を引っ張り出す
2)収納袋からカバーを取り出す
3)収納袋をフレームに戻す
4)カバーを装着する。
5)シートピラーを下ろす。
6)サドルも含めて、ブロンプトン全体をカバーに納める。

ここまでの時間をiPhoneのストップウォッチアプリで計りました。
一方イージーカバーの場合の取り付け試行はこんな感じでした。
1)サドルバッグからカバーを取り出す。
2)ブロンプトンにカバーを取り付ける。
3)シートピラーを下ろす。
4)
サドルも含めて、ブロンプトン全体をカバーに納める。

取り付け試行が終わった直後に、取り外し試行を行いました。
オールウェイズの場合は、
1)カバーをはずす
2)丸める
3)収納袋におさめる
4)ブロンプトンのフレームに納める
という手順となっていて、イージーカバーの場合は、
1)カバーを外す
2)丸める
3)サドルバッグに納める
という手順です。

最初にオールウェイズのセッションを取り付け・取り外しそれぞれ5試行繰り返したあとで、15分ほど休憩を入れてからイージーカバーのセッションを実施しました。

なお、オールウェイズ、イージーカバーいずれの場合においても、取り付け・取り外し所要時間の個人記録を更新しよう、などという事は一切考えずに、自分にとって自然なスピードで、鼻歌を歌っているような気分で、カバーの取扱いを行いました。

以上、細かい話でした。




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