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海ゴーヤーはフサイワズタか?フサイワヅタか?
四方山話 | comments(0)
ノット巡りの旅の出発点として訪れた沖縄フルーツらんどの通販ページで、「海ゴーヤー」なるものが売られているのに気づきました。
「海ゴーヤー」という商品名を目にしたのは初めてですが、商品自体には見覚えがあります。
以前、奥武島に立ち寄った際、単に「大きいウミブドウ」として売られていたものがこれだと思います(買いました)。その当時はこういう商品名は無かったのでしょうね。

どうやら現時点ではかなりの人気商品であるらしく、フルーツらんどの通販ページでは現在品切れ中。
こういったローカルな海産物が全国展開のamazonでも売られているのにはびっくりです(→海人の海ゴーヤー)。

Wikipediaで調べてみると、ウミブドウ=クビレズタの項に、海ゴーヤー=フサイワズタである、という旨の記述がありました。

なるほどフサイワズタ。
これで新たな情報が得られたという満足感が得られるかと思いきや…逆に何とも言えぬ不快感、違和感を感じてきました。

違和感の原因はおそらく、クビレヅタではなくクビレズタ、フサイワヅタではなくフサイワズタ、という表記になっていたからでしょう。

「ヅタ」ではなく「ズタ」。

なるほど現代仮名遣いのルールとの関連。それでヅタがズタになってしまったということですか(→ノート)。

 学者さん達にはこだわりの強い人とか、思い入れの強い人が大勢いるでしょうから、この変更を苦々しく思っている人も多いのではないでしょうかね。 北山 (2008)では、イワズタとイワヅタのどっちが良いと思うか、で学者・研究者と思われる人達を対象にアンケートを採っていて、57人のうち21.1%(12人)がイワズタを支持、73.7%(42人)がイワヅタを支持したとか。やはりズタに違和感を感じる人が多数派ですか。12対42で二項検定をすると、p < .0001で有意です。ちなみに、上記のamazonの販売ページでも、和名表記はクビレズタではなくクビレヅタとなっています。

こういった表記の問題は、プロの研究者にとっては避けて通れない問題ですね。
ズタ受容派とヅタ回帰派とで現在も論争が続いているのではないかと思いますが、どっちが優勢なのでしょう?
私は別に海藻の研究者でもなんでもありませんから、自分にとって認知的な負荷の低い「ヅタ」表記を使ってしまいたいと思います。

ところで食虫植物のNepenthesはウツボカヅラ?ウツボカズラ?

私としては無憂草という呼び方も嫌いではありません。




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