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平均化しなくても対称化はできるよ
平均顔 | comments(0)

平均顔合成ツールは、その名前の通り平均顔を合成するためのアプリですから、少なくとも二つの顔が必要です。

しかし、一つの顔をアプリに登録した段階で、対称化の機能を使うことができます。自分の顔が完全に左右対称だったらどんな雰囲気になるのかを確かめる、なんてことができます。

 

顔写真を選ぶ

顔がまだ一つも登録されていない状態で「顔画像の読み込み」ボタンをタップ。対称化機能を使う場合はできるだけ正面向きの画像を選びます。


今回はこのネコの写真を使ってみます。
顔が少し斜め向きになっていますが、この程度ならば問題ありませんにゃ。

 

マーカーを配置する


瞳孔のみモードからマーカーの配置作業を始めます。必ず手動でマーカーの位置を調節します。
ネコの顔なので、やや変則的な配置となりました。眉毛がありませんので、瞳孔のみモード→目の輪郭モードと進んだところで終了とします。PROモードは使いません。

※バージョンによっては、各モードの名称が下描きモード、詳細モード、仕上げモードとなっています。

  調節が終わったら「この顔を登録」です。
この段階で「対称化」機能が使えるようになるのですが、その前に「作品集」ボタンをタップします。

 

 

作品集でデータを複製する


作品集の画面でネコのデータをタップすると、いくつかの選択肢が表示されます。ここで「複製する」を選びます。



データが複製されました。
もう一度ネコのデータ(どちらでも)をタップし、選択肢から「編集する」を選ぶと、作品集を閉じて元の編集画面に戻ります。

 

厳密に


では対称化の機能を使ってみましょう。
「対称化」ボタンをタップすると、「厳密に」と「自然に」という選択肢が提示されます。上の作例は、「厳密に」を選んだ場合の結果です。

 

自然に


もう一度作品集を開いて、先程複製したデータを選択し、「編集する」を選びます。
今度は対称化の選択肢から「自然に」を選びました。

顔を左右対称にするとき、「厳密に」を選ぶといかにも作り物っぽい雰囲気になってしまうことが多いです。特に、人間の顔を使った場合には、なんとも言えない奇妙な顔になってしまうことがほとんどです。
ただし、どちらが好みかというのは人それぞれでしょうし、作品を作る意図に応じて、「厳密に」を選ぶべき場合があったり、「自然に」を選ぶべき場合があったりと様々なケースがありうるのでしょう。

ともあれ、この平均顔合成ツールでは、作業のやり直しがききませんので、作業の途中段階のデータを作品集画面で複製しておくことをオススメします。

 




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