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基本的な作業の流れ
平均顔 | comments(0)
Mona Lisa + Girl with pearl earring
このチュートリアルでは、上にあるような平均顔を作る方法を解説します。
これは、レオナルド・ダ・ビンチ作「モナリザ」と、フェルメール作「真珠の耳飾りの少女」の平均顔です。
文章で説明するとかなりの分量になってしまうのですが、手っ取り早く操作方法を知りたい方は、Youtubeの動画をご覧いただくのが良いかと思います(動画へのリンク)。
疑問点があれば、この記事の内容を確認してください。
 
】テーマを決める
まず、どんな平均顔を作りたいのかを決めます。好みの俳優さんたちの平均顔を作りたいのか、いまプレイしているゲームのキャラクターの平均顔を作りたいのか、それとも?
今回は、モナリザ真珠の耳飾りの少女の平均顔を作るわけです。
なお、以下の解説では、アプリのバージョンは2.3.1、iOSのバージョンは5.1、デバイスはiPhone 5、ウェブブラウザとしてSafariを使うことを前提にしています。ご自身の使用環境に合わせて、記事の細部は読み替えてご理解ください。
 
画像を探す
家族や知人の平均顔を作るときには、自分で撮影した写真を使えば良いのですが、今回はネット上から探してくることにします。

Safariを立ち上げて、検索窓に モナリザと入れて検索したところ、Wikipediaのページが上位に出てきました。Wikipediaのページを見ると、いろいろな解像度のモナリザがあるのですが、きれいな平均顔を作るには解像度の高い画像が必要です。そこで今回は687 x 1,024ピクセルの画像を使う事にしました。
 
[図1: モナリザの画像を長押しすると出てくる選択肢。画像を保存を選択]

モナリザの画像を開いて、その画像をグッと長押しすると、Safariの機能で図1の様になります。この中から「画像を保存」を選んでみましょう。Safariを終了して、「写真」アプリを開いてみてください。カメラロールにモナリザの画像が保存されているのが確認できるはずです。
 
モナリザを平均顔アプリに読み込む
では、平均顔アプリを立ち上げましょう。
[図2: 顔画像の読み込みをタップ]

初めて使う場合は、図2の様な画面となっているはずです。画面の一番下にある、「顔画像の読み込み」とある部分をタップしてください。
 
[図3: フォトライブラリから選択をタップ]

「顔画像の読み込み」をタップすると、図3にあるような選択肢が表示されます。この中から、「フォトライブラリから選択」を選んでください。
 
[図4: モナリザが読み込まれた状態]

「フォトライブラリから選択」をタップすると、写真アプリの中身が表示されますね。「カメラロール」の中を見ると、先ほど保存したモナリザの画像があるはずですから、それをタップしてください。すると、画像が読み込まれて図4の様に表示されます。

 
】モナリザのサイズを調節する
[図5: 顔の部分を拡大した状態]

このままでは顔の部分が小さすぎるので、二本指ピンチで画像を拡大し、図5の様な状態にしてください。画面上下の薄暗い部分は、切り取られてしまう部分です。平均顔アプリは、中央の明るい正方形の領域で、平均顔を作っていきます。この明るい領域に、髪の生え際の少し上、顎の先端の少し下が収まるようにしてください。
 
画面下のスライダーを使う事で、画像の向きを調節することも可能です※。しかし今回はそのままの向きで「完了」をタップします。すると、次の図6の様に、モナリザの顔の上にマーカーが配置された状態となります。
※スライダーを使った向きの調節機能はオマケ的なもので、あまり使い勝手がよくありません。また、向きを調整した結果として画質が劣化することもあります。顔が多少傾いていても、後の平均化の過程にはあまり影響しませんので、無理に顔の向きをまっすぐにする必要はないと思います。
 
[図6: マーカーの初期状態]
 
】モナリザの顔にマーカーを配置する
このマーカーを使って、モナリザの顔の輪郭、両目の中心、鼻の下端、口がどこにあるのかを、平均顔アプリに教えてやります。この状態ではマーカーの位置がずれていますので、これを調整する必要があります。
試しに、顔の輪郭の一番上にあるマーカーに触れてみてください。マーカーが指から逃げるように、少し上に移動するはずです。指でマーカーを押さえてしまうと、マーカーが見えなくなってしまうので、触れたときに指から離れるようになっています。なお、マーカーに直接触れる必要はなくて、指が触れた位置に最も近いマーカーが選択された状態となります。
では、そのまま指を画面上でドラッグしてみてください。マーカーが付いてきますので、髪の毛の生え際の中央付近に配置してください。
なお、iPadや、4インチディスプレイ搭載のiPhone(iPod touch)では、マーカーの周辺の拡大画像が画面上部に表示されます。位置の微調整に便利かと思います。
他のマーカーも同じ様に位置を調整して、最終的に図7の様にしてみましょう。
[図7: マーカーの位置を調整し終えた状態]

 
】目の輪郭モードに移行する
[図8: 目の輪郭モードに移行した直後の状態]

初期状態では「瞳孔のみ」モードとなっているので、それぞれの目に配置するマーカーは一つだけです。この状態でも平均顔を作ることはできるのですが、より美しい仕上がりとするために、「目の輪郭」モードに移行しましょう。「目の輪郭」ボタンをタップしてください。
 
目の輪郭モードに移行すると、図8の様に、4つのマーカーが目の周辺に現れます。
[図9: マーカーを目の輪郭に沿って配置]

このマーカーを目の輪郭に沿って図9の様に配置していきます。
 
図9では分かりづらいのですが、それぞれの目の上下のマーカーは、瞳(黒目)の上と下の端に配置するようにしています。
なお、マーカーの配置を工夫することで、眉毛の特徴を捉えることもできます。
しかし、モナリザにしても真珠の耳飾りの少女にしても、眉毛が(ほとんど?)ありませんので、図9の様なスタンダードな配置で構いません。
眉毛の特徴を捉える方法については、本ユーザーズガイドの「眉毛について(PROモードの使い方)」のページを参照してください。

 
】モナリザの顔を登録する
[図10: 最初の顔を登録する際のアラート]

「最初の顔を登録」の部分をタップしてください。図10のようなアラートが表示されますが、ここは迷わず「実行」を選択してください。
 
以上でモナリザに対する作業は終了です。
ここまで長々と書いてきましたが、慣れてくれば、画像の読み込みから始まる一連の作業を、1分〜2分程度で終わらせられると思います。

 
【8】真珠の耳飾りの少女の画像を探す
では、2番目の顔、フェルメール作「真珠の耳飾りの少女」の画像を探すことにしましょう。
平均顔アプリを一度終了させて、Safariに戻ります。
検索窓に「真珠の耳飾りの少女」と入れて検索すると、やはりWikipediaのページが上位に出てきました。このページを開きます
[図11: 画像を長押しした時の選択肢]

今回は1,861 x 2,663ピクセルの大きな画像を使わせて貰うことにします。
モナリザのときと同じ様に画像を長押しすると、図11の様な選択肢が表示されますね。
 
モナリザのときは、「画像を保存」を選択しましたが、今回は「コピー」を選択してみましょう。その後、Safariを終了して、平均顔アプリに戻ってください。


9】真珠の耳飾りの少女を読み込む
[図12: 顔画像の読み込みその2]
「顔画像の読み込み」をタップすると、図12の選択肢が現れます。今回はここで、「ペースト」を選択すると、先ほどの画像が読み込まれます。
 
[図13: 画像をペーストしたところ]
 
アプリのメモリが不足している時は、画像がペーストされませんので、メモリ解放処理を行うか、あるいは、モナリザの時のようにカメラロール経由で画像を読み込んでみてください。
今回は無事にペーストできましたので、「完了」をタップです。
 
10】読み込みをやり直す
[図14: 画像の拡大を忘れてしまった]
 
おっと!画像を拡大するのを忘れていました。これでは小さすぎます(図14)。
登録中の画像を消去するには「消去」をタップしても良いのですが、今回は読み込みをやり直せば良いので、「顔画像の読み込み」をもう一度タップし、「ペースト」を選択します。
 
[図15: 顔の部分を拡大]
 
真珠の耳飾りの少女の背景が真っ黒なので、上下の切り取られる部分の境界が見づらいのですが、図15のように拡大してください。その後で「完了」をタップです。

 
【11】真珠の耳飾りの少女にマーカーを配置する
[図16:マーカーを配置し終えた状態]
 
では、図16の様にマーカーを配置してみてください。目の部分については、「瞳孔のみ」モードからスタートして、その後「目の輪郭」モードに移行します。
[図17: こめかみ周辺の拡大図]
 
ところで、この平均顔アプリは元々、正面向きの顔を平均化するように作られています。多少は顔が斜めを向いていても問題無い事が多いのですが、不都合が生じる場合もあります。
真珠の耳飾りの少女の、向かって左側のこめかみを見てください。顔の輪郭が隠れてしまっています。仕方が無いので、こめかみに配置するマーカーを少し左にずらし、宙に浮いた様な位置に配置することにしました。
では、図16と同じ状態にマーカーを配置できたら「平均化」ボタンをタップしましょう!

 
【1】平均化を取り消す
[図18: この結果を使いますか?]
 
数秒後に平均顔が生成されます。
この結果を使いますか?というアラートが表示されますが、ここはNOを選択してください。
なぜならば、鼻の部分がどう見てもおかしいからです。
少しもどって図16をもう一度見てみると、何がまずかったのかが分かります。鼻の下のマーカーの位置がおかしかったのです。
鼻のマーカーの位置を調節してから、再度「平均化」ボタンをタップしてみましょう。
もし問題無ければ、「この結果を使いますか?」に対してYESを選択してください。
何かおかしいところがあれば、NOをタップして、マーカーの位置を再調整してください。

 
13】完成
[図19: 完成した平均顔]
 
以上で2つの顔の平均顔を作る工程は終了です。
実際の作業で最も時間が掛かるのは、実はこのアプリを使った作業そのものでは無く、画像を探す段階です。慣れてくれば、平均顔アプリの上で行う作業自体は、5分もかからないことでしょう。
できあがった平均顔はアプリの内部で保存しておいても良いのですが、「保存」ボタンを押すことでTwitterに投稿したり、カメラロールに保存することができます。
一般的に、平均顔は淡い色彩になってしまうことが多いので、カメラロールに一旦保存してから、別の写真加工アプリで色調を調節してみると、良い結果が得られることが多いと思います。
私は、作った平均顔をインスタグラムに投稿することが多いので、インスタグラムアプリでいろいろなフィルター効果をつけて楽しんでいます。
 
14】平均顔という「作品」
こんな長々としたチュートリアルを最後まで読み進めてきたあなたは立派です!
このアプリを使った平均顔の作成には一定の手間がかかります。複数の顔写真を読み込んだら、あとはアプリが全自動で平均顔を作ってくれる、といったお手軽なものではありません。美しい平均顔を作るには、いくつかの作例をこなして、平均化の過程に習熟していく必要があるでしょう。その結果として、美しい平均顔、面白い平均顔が作れたとしたら、それはあなた自身の手による立派なオリジナル作品と呼べるはずです。
 
平均顔 (Mobile Psych Lab • Room 04) - p < .05




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