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クイックシュープレートにカメラストラップを取り付ける
Bucephalasとの旅 | comments(0)

 

私にとってアンノッティングは、自転車に乗っての写真撮影の旅としての意味合いが強い。だから(一眼レフ)カメラの携行方法にいつも頭を悩ませている。

 

基本的には、ダイアグナル (diagnl) のニンジャストラップ(Ninja Camera Strap)の38mmを使って肩から斜めがけにし、ブロンプトンに乗っている。ただし、ニンジャストラップの標準的な装着方法では、カメラの背面が自分の体に密着することになり、しばらくするとファインダー内が汗と体温によって曇ってしまう。その対策として、眼鏡用の曇り止めをファインダー内に塗っているが、これは根本的な解決とはならなかった。

 

根本的な解決はC-Loopを導入することによってもたらされた。C-Loopのセールスポイントは、レンズを下に向けた状態にできることであるが、私にとってより重要なのは、カメラの背面を自分の体に密着させずに済むことである。

 

ただし、C-Loopを装着してしまうと、そのままではカメラを三脚に取り付けることが出来ない。三脚を使用する度にC-Loopを脱着するのは非常に億劫であり、結果として三脚を使う機会は激減してしまった。

 

そこで思いついたのが、クイックシュープレートをC-Loopのように使うことだった。私が使っているのは、マンフロットの486RC-2という古い型のボール雲台で、これには200PL(200PL-14?)というクイックシュープレートが使われている(現行品の雲台でも同様)。このクイックシュープレートの裏側には、ねじ込み用のつまみとして半月状のパーツがあり、そこにニンジャストラップの一端を固定してみた。こうすれば、C-Loopと全く同じスタイルでカメラを携行することができる。ちなみに、ストラップの他端は、カメラ本体右側のストラップ取り付け部に固定している。

 

そして、200PLはクイックシュープレートなのであるから、クイックシュープレートとして使うことが出来る(当然だ)。C-Loopのように取り外すことなく、そのままの状態で雲台にカメラを素早く取り付けることが出来るのである(まあ、当然だ)。なお、半月状パーツに取り付けたストラップの厚みは問題にはならなかった(これは当然とは言えない)。

 

かくのごとく、カメラ携行時のファインダー曇りの回避と、写真撮影時の三脚使用の利便性向上とを両立させることにめでたく成功した。

 

もちろん、メーカー推奨の使い方ではないので、自己責任の上での使用である。何らかの支障が生じてカメラを落下させてしまうかもしれない、という不安を完全には払拭できない。




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