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【β】Dispelling modeの実験 (2)
Bucephalasについて考える | comments(0)

Unknottingでは、東西および南北に1分(1/60度)の範囲で広がる矩形領域をミニレクトと呼んでいる。ミニレクトの内部を黒でべた塗りにし、地図が読み取れないようにしてしまうというのが、現在行っている実験の主な内容である。

 

より具体的には、10秒(1/6分)サイズの黒色矩形領域をミニレクト内に敷き詰めることで、地図を覆い隠している。では、この小さな矩形領域はミニレクトに対してマイクロレクトと呼ぶかと言えば、さにあらず。コード内ではフォグ(fog)と呼んでいる。フォグならば白だろうという気もしないではないが、こういった名称は単なるラベルに過ぎない(はずだ)。


大量のフォグを最初から発生させるのは、処理負荷が高くなりすぎるようだったので、小出しにしていく方式に切り替えた。まず、現在自分がいるミニレクトにフォグが存在しているかどうかを調べ、存在していなければフォグを発生させ、地図が読み取れないようにする。そして、別のミニレクトに移動したとき、もしフォグが存在していなければ、そこにもフォグを発生させる。このような手順を繰り返していくと、自分の周囲の地図情報が読み取れないという状態がいつまでも続くことになる。

 

上の図は、iPhoneシミュレータで高速道路を車で移動した場合に得られた結果を表している。あっという間に大量のフォグが発生することになり、iPhoneの処理負荷が高くなってしまうことに変わりないのだった。




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