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【β】Dispelling Modeの実験 (3)
アンノッティングの考察 | comments(0)

 

自分のいるミニレクト内にフォグを敷き詰めて、地図を覆い隠してしまう仕組みができたので、Dispelling Modeを構成するもう一つの機能を付け加えることにした。自分がいまいる場所のフォグを消去し、そこだけ地図が見えるようにする機能である。

 

上の図は、バイシクルわたなべ静岡青葉店付近でDispelling Modeを開始し、駿府城公園を一回りしてから安倍川沿いに海を目指した場合の結果である。移動に伴って、ミニレクト内に次々とフォグが敷き詰められていくが、移動経路に沿ってフォグが消えていることがわかると思う。これがDispelling Modeの基本機能の全てであり、この機能が実機(iPhone 7)でもストレス無く使えることが実証された。

 

フォグが存在するミニレクトは私が訪れたことのある地域を表している。しかし、より小さな空間スケールで見ると、フォグが残っている場所は私がまだ訪れていない場所を表していることになる。すなわちフォグは、行ったことのある地域と、行ったことのない場所という二種類の情報を同時に表しているのである。

 

この情報表現には一つ問題があって、フォグが全く存在しないミニレクトが、一度も訪れたことがない地域を意味するのか、それとも地域内を隈無く移動して全てのフォグを消してしまった地域を意味するのかが、曖昧だということである。とは言え、全く訪れたことのない地域と、全てのフォグを消し去ってしまうほどに馴染みのある地域とを、自分の脳を使って区別することがさほど難しいとは思えない。だからこの情報表現の曖昧さは大きな欠点ではないと考えている。

 

自分の住む街であっても、足を運んだことの無い地域は存在するはずである。Dispelling Modeは、そういった場所を明示し、街のことをより深く知るための機能として開発された。路地裏に隠された、知る人ぞ知る「秘密の場所」を発見する切っ掛けになれば良いと思っているのだが、東西南北に10秒というフォグのサイズが適切であったかどうかは何とも言いがたい。おそらくこれより大きくする必要は無いだろうが、もしかするともっと小さくするべきなのかもしれない。

 

 

 




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