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片耳ヘッドセットは右耳に装着するべきか?左耳に装着するべきか?
アンノッティングの愉しみ | comments(0)

片耳ヘッドセットはどちらの耳に装着すればよいのか?


片耳タイプのヘッドセットを入手したとき、一つの疑問が頭に浮かぶはずです。
 

これは右耳に装着すべきなのか、それとも左耳に装着すべきなのか?


製品の仕様として、どちらかの耳にしか装着できないようになっているものもあるのでしょうが、よく見かける製品は左右どちらの耳にも装着できるようになっています。ですから、我々は右にすべきか左にすべきかを決断せねばならぬのです。

あなたは右耳派ですか?それとも左耳派ですか?下のフォームから投票できます。自分は投票したくないけれど、他の人の投票結果を見てみたいという場合は、投票フォームの中の[View Results]をクリックしてください。

 

ノット巡りの旅での最適解は右耳だったのかもしれない

Unknottingアプリが持つ音声情報提示機能と音声認識機能の両方をフル活用したいのであれば、ノイズキャンセリング機能付きのヘッドセットを使用することをお勧めします。そういった製品でよく見かけるのは、片耳に装着するタイプのもので、私が使っているのも、という片耳タイプです(公式アマゾン)。私は今まで、JABRA Stealthを左耳に装着して使っていたのですが、Unknottingアプリを使う場合には、右耳に装着するのが正解だったのではないかと考えています。


 

言語音は右耳が優位、環境音は左耳が優位

聴覚心理学にREAという用語があります。これは、Right Ear Advantageの略で、日本語に訳すと「右耳優位性」とでもなるでしょうか。言語音の知覚に関しては、左耳よりも右耳の方が聴き取りやすいことが知られていて、この現象をREAと呼びます。言語音というのは、要するに人間の話し言葉のことですね。
これに対して左耳優位性が生じるケースもあって、音楽であるとか環境音を聴いた場合は左耳の方が聴き取りやすくなります。Left Ear Advantageを略してLEAと呼びます。

 

右耳に装着することによるメリット

Unknottingアプリの音声情報提示機能の中心は、目的地までの方位、距離、現在の移動速度、予想所要時間の読み上げです。つまり、言語音による情報提示です。REAが生じるとすれば、アプリが読み上げる言語音は、右耳で聞いた方がわかりやすいということになります。

※立体音響による目的地の方位提示機能は、片耳ヘッドセットではほぼ無意味なのでここでは除外して考えます。
 

左耳に装着しないことによるメリット

一方、ヘッドセットを装着しないことになる左耳は、周辺の様々な音、すなわち環境音を聞くことになります。環境音というのは、足音であるとか、車のエンジン音などです。特に車のエンジン音は、屋外では安全に係わる重要な音ですが、うまいことに、左耳はそういった音を聞くのを得意とする耳なわけです。右耳にヘッドセットを装着することで、アプリの読み上げ音を聞きやすくするというメリットが得られると同時に、左耳にヘッドセットを装着しないことで、周囲の安全に配慮しやすくなるというメリットも得られるわけです。理屈の上では、ですが。
 

単純化や過大な期待は…

この種の話しというのは極端に単純化して理解されたり、過剰な期待を持たれたりすることが多いと感じています。REAというのは、右耳は言語音を聞き取れるが、左耳では聞き取れない、ということではありません。LEAも同じで、左耳でないと環境音は聞き取れない、ということではないのです。

どちらの耳でも言語音と環境音を聞き取ることができるんだけれど、厳密な実験室的状況で右耳の能力と左耳の能力を比較すると、言語音ならちょびっとだけ右耳の方が優位、環境音なら何となく左耳の方が優位、という程度の話しに過ぎません。事実、私は今までJABRA Stealthを左耳に装着していたわけですが、アプリの読み上げる音声情報をしっかりと聞き取れていたし、周辺の環境音もちゃんと聞こえていたわけです。

それに、REAやLEAには個人差があります。大多数の人は、言語音でREA、環境音でLEAが生じますが、中にはそれが逆になる人もいるし、まるで差が出ない人もいるのです。

結局の所、自分にとって心地よい方の耳にヘッドセットを装着すれば良いということなのでしょう。もし、ハッキリとした差が自覚できないのであれば、右耳か左耳かということには拘る必要はないのかもしれません。

私は右耳派に転向するつもりではありますが。