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ごほうびで釣る:小学生ライフマネージャ
小学生ライフマネージャ | comments(0)
 
小学生にとってなかなか難しい事の一つに、宿題や家のお手伝いを習慣化する、ということが挙げられると思います。 
宿題は毎日やるのが当たり前、という認識を当人が持てれば、嫌々であっても自主的にやろうという気が(少しは)出てくるでしょう。 
そうなってくれれば保護者の立場としてもずいぶん気が楽になります。毎日毎日繰り返し繰り返し「宿題やったの?」「あれやったの?」「さっさとやりなさい」と言い続けるのは結構気づかれするものです。ついついイライラして子供にきつく当たってしまうなどという事は避けたいものです。 
では、どうしたら子供のやる気を引き出せるのか?
 このアポリアに対する一つの解は、ごほうびで釣る、というものでしょう。 非常に安直な解ではありますが、有効な解の一つであることは間違いないでしょう。 
小学生ライフマネージャには、この「安直解」を実践するためのしくみが備わっていて、チェック表のポイントに応じて もらえるごほうびを設定しておくことができます。 
以前、どこかで読んだのですが、宿題やお手伝いをクリアする度にポイントが貯まっていって、 ・テレビ30分 ・自由時間1時間 といった「ごほうび」がもらえるようになる、というやり方を実践しているご家庭があるのだそうです。 
これを小学生ライフマネージャでやってみようとしました。 開発段階の小学生ライフマネージャに、ポイントとごほうびの連携システムを実装して、ベータテスト開始。 
しかしこれはすぐに頓挫しました。 そこまで細々とした「ごほうび」を設定して、それを目標に宿題やお手伝いをする、というやり方は、うちの娘には向いていない様でした。正直に言うと、娘がどうこうという以前に、私がイヤになりました。極めて煩雑である、というのがその理由です。 
結局、当時娘がほしがっていたインラインスケート(3000円程度の、いわゆるトイスケート)を買ってやる、という、ひねりも何も無いストレートなごほうびを設定することにしました。
 ごほうびを設定するには、一旦カレンダーの画面に移動してから、トロフィーのアイコンをタップする必要があります。 
「流れる水のような様なユーザエクスペリエンス」だとか「一回でも画面遷移数を減らす」といったことを至上命題としている開発者の方々には噴飯物の設計なんだと思いますが、これにはちゃんと理由があります。 開発の初期段階では、チェック表に関連づけらられたごほうび設定は、当然のようにチェック表画面からダイレクトに行えるようになっていました。しかし、その設計でしばらく運用してみると、いつの間にか私には覚えの無いごほうびが… 娘が勝手にごほうびを追加していたのでした。 そこで、ごほうび設定の入り口(トロフィーアイコン)を、チェック表から離れたカレンダー画面に設置することにしたという訳です。
 さて、インラインスケートのごほうびをもらうための必要ポイント数は100ポイントと設定しました。 
この100ポイントという設定は、インラインスケートの価値(金額)から割り出した値では無く、ごほうびがもらえるまでの日数を考慮して設定した値です。だいたい一週間、毎日がんばれば、インラインスケートを買ってやろう、と決めました。我が娘の場合、一日に10ポイント以上は獲得できるようになっているので、100ポイントは1週間ちょっとで獲得できることになります。もし一日辺りの獲得ポイント数が30ポイントだったら、300ポイントでインラインスケートゲット、という設定にしたと思います。 
ごほうびがもらえるまでたった1週間あまり、というのは早すぎる気もしますが、我々大人と子供では時間経過の感覚がまるで違います。1ヶ月や2ヶ月も先にようやくごほうびがもらえるような設定にしてしまうと、子供にとっては遠い未来の話も同然で、モティベーションが維持できなくなる恐れがあります。1ヶ月以内にごほうびがもらえる、せいぜい1〜2週間先、というのが、小学生、特に低学年のうちは現実的なのではないでしょうか。